Geistburg relics

自分用外部記憶箱

追憶のオーバーロード

 我ながら何やってんだ、と思わないでもないが勢いで書いた記憶のオーバーロードの続編。

 

syosetu.org

 

 何というか、登場人物に能力限界がない一方で作中認識の限界のズレが物語を駆動するこのフレームワークは書き易い。一方で、原作そのものの筋があまり面白くないのは、商業的には読者の大半の理解力の限界を顧慮せざるを得ず、少年ジャンプ張りのインフレ展開に陥らざるを得ないからなのだろう。

 わかる人はわかると思うが、本作ではグレッグ・イーガン順列都市』からも作中人物を借り、そのプロットを一部盛り込むという荒業(?)をやっている。

 

www.amazon.co.jp

www.amazon.co.jp

 

 ハーメルンで寄せられた感想を見るに、これに気づいてくれた人は今のところいないようだ。少し残念に思う反面、いくらなんでも古い小説だから仕方がないか、とは思う一方で、ハーメルンの読者の年齢層が如何ほどかは知らないが、古さ故にこれが理解されなかったのだとすれば、逆に、若い人にも刺さるものがまだボクにも書けるんだな、と好意的に自己評価している。

 

 ちなみに、第三弾も既にほとんど書き上がっていたりするのだが、まったく本当に何やってんだか。