念願叶っていい感じにハッカチョウが撮れてご満悦なのである。
ご満悦なのではあるが。
要するに、この子らが明石公園には用事がなかっただけで、ちょっと散策範囲を広げれば容易に出会えてしまう、ということがわかってボクの中での価値が大暴落しているのである、勝手な話ではあるが。
木に留まっていると黒一色に見えるハッカチョウだが、飛んでみると翼に大きな白い模様があるのがわかる。がために、かなり遠目からでもカラスやムクドリとは容易に判別がつく。がゆえに、過去何度も悔しい思いをしてきたのだが、こんなに簡単に撮れるなんて……orz
何やねんコレ、なのだが、明石川を渡る水道橋で、JR神戸線鉄橋の少し北にあるのだが、どうも種を跨いで鳥さんたちが「ここは人間が決して入ってこない安全地帯だ」と気付いているらしく、いろんな鳥がここで寛ぐのである。剛ノ池の小島、ボクらがDMZと呼んでいる場所と同じ扱いなのだろう。
カワウ、コサギ、ハッカチョウ、アオサギ、ムクドリに混じってウミネコが留まっていた。潮目からするに満潮で、汽水域を獲物を追って遡上してきたものらしい。
ダイサギ、というとどうしてもボクらの念頭には昨年暮から今春にかけて楽しませてくれたチュウスケが思い浮かぶのだが、明石川に少なからず居るダイサギは、一羽たりともボクらの接近を許してくれなかった。
向こうから飛んでくるばかりか、ボクらの行動を予測し先回りして待ち受けるチュウスケは、ダイサギとしては稀有、と言うか、かなり頭のネジがすっ飛んだ存在であったようだ。
結局うまく取れずに諦めたみたい。ヒヨドリほど器用じゃないのな。
このヤマモモは、少なくない人たちが採取して歩いている。愛好する人も多いらしいが、ボクは食べたことがない。