ハシビロガモが群れでぐるぐる周りながら採餌をすることは既に書いた通りだが、このぐるぐるが剛ノ池においては近日頓に数を増している。食べるのに夢中になってふらふら隣のぐるぐるにはみ出す子もいたりするのだが、そういう不届き者は、侵入された側のぐるぐるから威嚇されて追い返されるのが常だ。
なのでハシビロガモは自身の群れのぐるぐるへの侵入者に厳しいのだ、と思っていたのだが、カイツブリが接近する分には特に気にしないらしい、と思っていたら。
ハシビロガモの一羽が何かに驚いて飛び上がったのだが、面白いことに手前にいたカイツブリは飛ぶのではなく潜っているのがわかる。