妻が言うには、水鳥に餌をやって遊んでいると、どこからともなくクロスケがやってきてこうして眺めるのだそうだ。「この子も鳥が好き」とか言ってるが、そうなのだろうか。美味そう、とか思ってんじゃね?
アオスケが覗いているところに妻が撒き餌をし……その一部は横からやってくるヒドリガモに啄まれるが、アオスケがこれを気にする様子はない……それに釣られて浮上してきた魚をアオスケが仕留める連携プレイだ。
そんなアオスケだが、どうにもユリカモメとは反りが合わないらしい。視線の先にはユリカモメがいるのだが、冠を逆立たせて威嚇している。
てっきり人間からもらえる餌を期待して集まっていると思っていたのだが、ユリカモメも剛ノ池で魚を獲ることがあるようだ。つまり、こいつらは同じ獲物を狙うライバルなのである。
気のせいか、平日よりも休日の方が段違いに数が多いような気がする。そんなことはあるまい、とは思うが、カラスが燃えるゴミの日にやたらと集まるように。こいつらも曜日と人間の行動の関係を理解しているのだろうか。