アオスケはアオサギ、コスケはコサギなのだが、チュウスケはダイサギなのである。妻が「ダイスケ、はかわいくない!」と言うので仕方がないのである。
この三羽の間には不思議な力関係があって、まずこの場所自体はアオスケの縄張りだ。ダイサギ、コサギは見た感じアオサギほど厳密に縄張り意識がないようで、妻が池の辺りに近づくとそれが何処であってもどこからかコスケ、チュウスケは現れるが、アオスケが他のアオサギの縄張りの奥深くにいる妻に近づくことはまずない。
アオスケは、自分以外のアオサギは当然としてチュウスケに対しても攻撃的で、自身の縄張りから追い出そうとする。上写真撮影直後、アオスケはチュウスケに襲いかかったのだが、不思議なことにアオスケとコスケは互いにまったく関心がない。
こんな感じでも平気。一方でチュウスケは、アオスケには追われるばかりで反撃に転じることはまずないが、コスケに対しては攻撃的で視界に入ると追い払おうとする。これが種としての特性なのか、この個体たち固有の特徴なのかはまだ判別がついていない。