現場は明石川と伊川の合流点だが、びっくりするくらいのカラスが集まって渦巻いていて、これにコサギが追い回されていた。この時点ではカラスが遊び半分にコサギを追っているものか、と思っていたのだが。
上空を同族の群れが飛び交う中、一羽だけ呑気に釣りを試みているコサギが居て、妻が面白がってこれに注目しているときに事件が起こったらしい。
ボク自身は後述する他の鳥を追っていてその瞬間を見逃した。一部始終を見ていた妻によると、コサギが横に伸ばした首を上から押さえつけるようにオオタカが襲いかかってあっという間に沈めてしまったらしい。
そもそもオオタカがコサギを襲うつもりだったのか、たまたまコサギが捕らえた魚の横取りを企てて結果的に凶行に及んでしまったのかは不明。
弱肉強食の世界だから仕方のないことではあるが、無惨なものだ。
この後、対岸にリードをつけない犬をつれた散歩の人が現れて、この犬に驚いたものかオオタカは獲物(?)を残して飛び去ってしまった。
哀れ、コサギは殺され損である。
黒い出で立ちもあって、さながら警察による現場検証。いや、警察は被害者を踏みつけたりはしないわな。とまれ、食べるのかと思いきやしばらくしてこの子たちも飛び去ってしまった。哀れな被害者に対するお弔いだったのだろうか。
この子を撮ろうとしていてコサギが襲われる瞬間を見逃した。ピント甘いし電線の上だし、まったく割りに合わない話である。
殺鷺事件の間も存外平然としていた子たち。アオサギはともかく、コガモはオオタカからすれば獲物だと思うのだが、まぁ、それを言ったら哀れなコサギもよもや自分が襲われるとは思っていなかったのかも知れない。
剛の池で一度見かけて以来姿を見ていなかったが、仲間たちとはぐれてしまったのだろうか?
明石川、伊川に沿ってびっくりするくらいたくさんいる。この子らの高鳴きに惑わされて他の鳥が狙いにくい、というのはあるカモ。