朝の散歩に出かけたら、最初にやって来たのはチュウスケだった。
ここは紛うことなくアオスケの縄張りなのだが、どうしたことか、モサモサの立ち入りを頑なに拒むアオスケは姿を現さない。
アホゲも遠慮がちに近づいてきたのだが、今日もアオスケは現れないか、と帰ろうかと思ったそのとき、ヤツはやって来た。
鼻先から嘴まで真っ赤で、これは明らかに発情の徴だと思うのだが、やはり婚活か、あるいは既に抱卵でもしているものか、イワシを配る妻を見つけても最優先ではやって来れない事情があるらしい。
アオスケがアオスケっ子でも連れて来てくれたら最高なのだが、コサギはともかく、アオサギに巣立った幼鳥を連れて行動する習慣はないだろうなぁ。
寒さが緩んできたせいか、小鳥の声も目立つようになってきた。春が待ち遠しい今日この頃。