桜の枝に見つけたのだが、後ろ姿を一枚だけ捉えてのちに飛ばれてしまった。再会を期すべし。
は、ここ数日ずっと三分咲きの桜の下で群れてはいるのだが、何かを啄むのに夢中で一向に桜の枝に留まってくれる気配がない。
怖いもので、昨日イワシの味を覚えてしまったのか、カラスケ用に持ってきてやったブランスティック(上掲写真でもカラスケの手前、右斜め下に撒いてある)に目もくれず、イワシをちょーだい、と鳴くのであった。
ちなみに今以て狐につままれたような気分でいるのだが、この後カラスケは飛び去った(多分、イワシは巣で待つ奥さんへの土産なのだ)のだが、本稿冒頭のコゲラを撮っていた時分に再びやって来た。
で、最初に与えたブランスティックを回収するのを忘れていたのだが、飛んできたカラスケがボクらの目前でそのブランスティックを吐き戻して見せ、そのまま再びボクらの前でポリポリと食べ始めたのである。試しに追加してやったら、これもポリポリ食べた。
うーむ、嫌いなワケじゃないよ、イワシの方が好きなだけでブランスティックも食べるからね、と言い訳するために持って来たのだろうか。我々はカラスに気を遣われているのだろうか。とまれ、もう一尾イワシを取り出すと食べかけのブランスティックは放り出してこれを咥え、また飛び去ってしまった。カラスの知能、恐るべし。